キャバ嬢などの夜の職業は、何かと性的なイメージを抱かれることがありますよね。
代表的なものに「枕営業」がありますが、実際のところそういったことは起きるのでしょうか?
キャバ嬢の枕営業の実態から、そのメリットやデメリット、そしてお誘いの対応法までご紹介します。
これからキャバ嬢として働こうとしている皆さん、もしくはキャバ嬢としてすでに働いている皆さんにも必見の内容です。
枕営業ってなに?
そもそも、枕営業とは何でしょうか。
枕営業とは、「業務上の利害関係のある人間同士が性的な関係を築き、例えばセックスを交換条件にして物事(交渉や契約などの商行為)を有利に進めたり利益を得ようとする営業方法」を指します。
つまり、キャバ嬢としての職業であれば、お客さんと性的な関係を持つ代わりに、自分を本指名にしてもらうなどの商業的なメリットを得る、といったことも枕営業の1つとして挙げられます。
キャバ嬢は、元々お店でもお客さんと疑似恋愛的な演出をするので、枕営業のイメージもわきやすい状況にはありますよね。
キャバ嬢の枕営業って実際にあるの?
では、実際にキャバ嬢の枕営業はあるのでしょうか?
答えは、YESです。
枕営業自体は良いことではないので、少数派ですが経験者は実際にいるようです。
では、なぜ彼女達は枕営業をするようになったのでしょうか?
その理由を見てみましょう。
枕営業をすることになった理由
1. お客さんの誘いを断れなかった
2. 自分の固定客をゲットしたかった
3. そのお客さんの気持ちを繋ぎとめたかった
4. アフターで酔った勢いで
5. 普段の疑似恋愛演出の延長線で
この他にも、「一度枕営業をしてしまったら、それ以降の誘いも断れず、そのままズルズル続いてしまった」なんていう話もあります。
以上の理由を見ると、キャバ嬢の「お客さんをゲットしたい、繋げ留めたい」という気持ちが枕営業に繋がっている印象を受けますね。
むしろ、「お客さんの気持ちを繋ぎ留めておくには枕営業は良い手段だ」と思った人もいるのではないでしょうか?
もしそうであれば、それは大きな間違いです。
キャバ嬢という仕事において、枕営業は非常にリスキーな行為なんです。
その理由を、これから詳しくご紹介します。
キャバ嬢の枕営業はココがヤバい!やってはいけない理由とは?
ここからは、キャバ嬢の枕営業がどれだけリスキーなのかを、いくつかの理由とともに見ていきましょう。
枕営業をやったことをバラされる
大前提として、枕営業は、同業者からの印象が最悪です。
なぜなら、枕営業は完全な反則行為、つまりズルなんです。
なので、他の真っ当な方法で努力しているキャバ嬢からすれば、気持ちがいいものではありませんよね。
酔っぱらって口が軽くなったお客さんは、アナタが枕営業をやったことを、つい誰かにバラしてしまいます。
お客さんは基本的に口が軽いのです。
ましてや、そういう関係をもったアナタが他の男の接客をしているところを見ようものなら、「あいつは俺の女だ」といった独占欲や嫉妬で、目の前の人に喋ってしまうのも当然なのです。
そして、それでアナタの裏切り行為に気付いた同僚は当然アナタを嫌うでしょうし、お店自体の空気が悪くなり、結果、自分のお給料にも悪い影響が出てしまいます。
枕営業は、基本バラされると思っておきましょう。
お客さんがお店にこなくなってしまう
せっかくカラダを張って繋ぎとめようとしたお客さんが、枕営業をしたことによって逆に来店しなくなってしまうこともあります。
なぜかというと、お客さんはキャバクラにキャバ嬢との疑似恋愛を楽しみに来店しているので、そのキャバ嬢と体の関係を持ったということは、その獲物はゲットした、ということになります。
そして、もう手に入れた獲物は、それ以降追う必要もなくなります。
つまり、体の関係がその疑似恋愛体験を終了させてしまうことになるのです。
さらに言えば、枕営業をするキャバ嬢は、トークや接客スキルが低く、自分自身の能力だけではお客さんを繋ぎとめておけない、と言っているようなものです。
そんな安いプライドでは、キャバ嬢として成功できません。
病気や妊娠の可能性がある
体の関係を持つことのリスクとして、やはり「性的な病気や妊娠のリスク」は外せません。
キャバ嬢として続けていくために枕営業をしたのに、そのせいで性病に掛かってしまったり、妊娠してしまっては、本末転倒です。
万全の対策をするとは言っても、100%妊娠しない、100%病気にならない、ということはありません。
このリスク対策に割く時間とお金があれば、それは自分のスキルアップに使う方が絶対に良いです。
自分のキャバ嬢としてのスキルが高ければ、そもそも枕営業をする必要がなくなるのですから。
お客さんの態度が悪くなる
枕営業をして特別近い関係になったからといって、お客さんの態度が良くなることはなく、むしろ厄介なことになるケースが多いです。
なぜかといと、お客さんはアナタと体の関係を持ったことで、アナタを自分の所有物として見るようになるためです。
なので、まるで彼氏であるかのように振舞ったり、上から目線で物を言ってきたり、それまでは言及してこなかったことにまで口を出してきたりします。
もちろん、アナタが他のお客さんに接客している様子を見ると、「自分の獲物が横取りされている」という本能から、激しい嫉妬心をぶつけてきたり、その嫉妬がきかけで何らかの犯罪が起きてしまう可能性もあります。
これでは、自分にとっても、お客さんにとっても、誰に対しても良いことがありませんよね。
枕営業は、自分が意図しない「独占欲、嫉妬心」をお客さんに持たせてしまう行為であることを、忘れてはいけません。
自分のメンタルが悪化する
これまでに色々なデメリットを紹介してきましたが、最も重要なのは、「枕営業で自分のメンタルが悪化してしまう」ことです。
キャバ嬢として枕営業をする、ということは、非常に後ろめたさを感じることです。
一度枕営業をしてしまうと、「自分はズルをしてしまった」という後ろめたさを抱え続けることになる上に、「周りにバレているだろうか」と周囲の反応に常に怯え、敏感になってしまいます。
キャバクラも戦場です。
他の同僚に嫌われてしまっては働きにくいですし、接客していてもお店の空気が悪ければ、お客さんから低い評価を受けてしまいます。
それに、元々枕営業を考えてしまうキャバ嬢は、「自分のキャバ嬢としての自信が無い」ことが多いです。
なので、こういった「悪い空気でお客さんから低評価を貰う」という状況は非常にメンタルがえぐられる経験になりますよね。
そして、そんな傷だらけのメンタルで接客しても、上手くいくはずがありません。
つまり、枕営業をしてしまうと、結局は自分のスキル不足、という現実をひたすら突きつけられる状況でループし続けてしまうことになるのです。
そして最後には、精神的な限界が訪れて、キャバ嬢自体を続けられなくなってしまいます。
ここまでご紹介したのは、キャバ嬢が枕営業をやってはいけない理由のうちの一部です。
他にもさまざまな面でデメリットがあるのですが、今回ご紹介した分だけでも、どれだけ枕営業がリスキーかが伝わったかと思います。
自分はもちろん、お店やお客さんのためにも、枕営業は絶対にしない方が良いのです。
キャバ嬢としての自分に誇りを持ち、スキルアップしながら、正々堂々と勝負しましょう。
枕の誘いの上手な断り方は?
最後に、いくらこちらが「枕営業はしない」と決めていても、偏見からそういったお誘いをしてくるお客さんはいます。
では、そのお誘いを受けた時は、どのように「お断り」したら良いのでしょうか?
「私って、高い女なんですよ(笑)」
私とそういう関係になりたいのであれば、高いハードルがある、ということを笑顔で伝えましょう。
この時、ハードルとしては高級車や高級ワインなど何でも良いですが、相手が気軽に手に入れられるものではいけません。
「一晩600万円なら考えますね~」というように、思い切って高値でも大丈夫です。
ここで重要なのは、笑顔で伝えることです。
真顔で言ってしまうと、お客さんのプライドを傷つけたり、怒らせてしまいかねないので注意しましょう。
「○○さんって、そうやって上手に女の人を誘って罪な人ですね(笑)」
これも笑顔でやりすごす断り方です。
ポイントは、はっきりと断らず、さり気なく相手を立てながら「でも、行かないわよ」と暗に伝えることです。
その後は話題を変えて対処しましょう。
まとめ
いかがでしたか?
キャバ嬢にとって、枕営業はむしろNG行為と言っても良いくらいリスクが高いことが分かっていただけたでしょうか。
大変なことばかりですが、キャバ嬢として成功するには、やはり外見以上に経験やスキルが大きく影響します。
枕営業に頼らず、自分のスキルアップに集中して、キャバ嬢としての成功を掴みましょう。