指名に変える言葉の力
「また来るよ」
お見送りの際、お客様のこのセリフ、
あなたは何度聞いたことがありますか?
銀座の夜に生きる私たちホステスにとって、
この言葉は希望にもなれば、
ただの社交辞令にもなりえる、
魔法のようなひと言です。
名刺は受け取ってくれた。
笑って帰ってくれた。LINEも交換した。
…でも、来ない。
経験ありませんか?
心のどこかで「どうせリップサービスでしょ」と
思いながらも、本当は“また来たい”と
思わせられなかった自分に、
ちょっと悔しさを感じたり。
でも、そこで終わらせてしまうのはもったいない。
お客様の「また来るよ」に対して、
“あるひと言”を返すだけで
次の来店につながることがあるんです。
それは、特別なテクニックじゃありません。
ちょっとした言葉選びの違いが、
あなたの売上を大きく変えるんです。
銀座で成果を上げているホステスたちが
実際に使っている
「次につながる接客フレーズ」をご紹介します。
“また来るよ”が、本当の指名につながる一言!
「〇〇さん、前回の話の続き聞かせてくださいね」
お客様の話を「覚えている」というアピールは、
次回の来店動機になります。
会話を“未完”にしておくのもテクニック。
「次お会いできたら〇〇のおすすめ教えたいんです」
料理・ワイン・映画・旅行など、
“共有体験”の予告を仕込むと、
次の来店に繋がりやすくなります。
「この前の〇〇のお話し、
実はちょっと調べちゃいました(笑)」
ほんの少しのリアクションでも、
「自分の話を覚えてくれてたんだ」と
印象アップに。その上で
「続きが聞きたいです」と伝えると効果倍増。
「次回はもっとゆっくりできる日がいいですね」
時間が短かった時に使えるフレーズ。
“次回の理想のシチュエーション”を
お客様に想像させるのがポイント。
「〇日あたりって空いてたりします?」
あえて仮の来店予定を立てることで、
お客様に“次回の前提”を刷り込みます。
予定が合わなくてもOK。
大事なのは「次」を意識させること。
「〇〇さんのこと、
他のお客様にも話しちゃいました(笑)」
“特別感”と“気になる存在になってる”
という印象を演出。
冗談ぽく言うと軽さが出て◎。
「次はもっと〇〇さんを知りたいです」
相手への関心をストレートに伝えるフレーズ。
“この子、俺に興味ある?”と
感じさせると来店確率はUPします。
「今日みたいな雰囲気、また味わいたいです」
“この時間が心地よかった”
ということを伝えるフレーズ。
お客様にとっても「また行きたい」と
思わせる感情を呼び起こせます。
「次はどんなお酒飲みましょうか?」
次回の来店を“前提”にした会話展開。
選択肢を出すことで、
よりリアルに想像させることができます。
「来てくれるって信じて待ってますね♡」
最後はストレートに。
“あなたの言葉、信じてます”という
誠意が伝わりやすいフレーズです。
やや甘めでもOK。銀座だからこそ効く一手。
まとめ
ただの営業トークじゃ、もう通じない。
今の時代、営業くさい言葉はすぐ見抜かれます。
だからこそ、
「会いたいと思わせるひと言」が
何より大事。
お客様が「また来るよ」と
言ったその瞬間こそ、仕掛けどき。
その言葉をただ聞き流すか、指名につなげるかは、
あなたの返しひとつで変わります。



