学生時代にキャバクラで働いていた女性の中には、水商売のアルバイト経験が就活に影響してしまうのではないかと不安に思う方もいるのではないでしょうか。
そうした方や現在キャバクラで働いているが就活が心配という方に向けて、就活時にばれることを避けるコツをお伝えします。
就活を控えているキャバクラ経験者の女性は、こちらを参考にしてから面接や採用試験に臨みましょう。
キャバクラの仕事経験は就活に不利?
キャバクラでの仕事経験は就活で不利になるケースもありますので、どのようなケースが該当するのかみていきましょう。
清廉さを求められる仕事は問題になることも
キャバクラでの勤務経験によって、内定取消になるケースもあります。
特に清廉さを求められる公的な仕事やイメージキャラクターの仕事、私立学校の教職員などが該当するでしょう。
もしこのような仕事を目指している方はキャバクラでのアルバイトを控えるか、アルバイト経験がある場合はばれないような努力が必要になってきます。
ちなみにガールズバーは深夜酒類提供飲食店、キャバクラは風俗営業1号許可、ソープやヘルスは店舗型風俗特殊営業の許可が必要です。
ナイトワークと一括りにしても厳密には中身は異なります。
どの程度なら見過ごされるかどうか明確な基準はありませんが、リスクがあるというのは間違いないでしょう。
キャバクラの仕事経験を利用する人も
キャバクラでのアルバイト経験を心配する女性もいますが、反対にその経験を就活に活かす方もいます。
キャバクラで人気になると指名してくれるお客さんがたくさんつくので、就活の際にお客さんのコネを使って内定を獲得するのです。そんなに上手くいくの?と思われるかもしれません。
キャバクラに来店されるお客さんにもいらっしゃいますが、特に高級クラブに通っている男性は収入が多く、社会的地位も高い傾向にあります。
そうした方と仲良くなれば楽に入社することができるでしょう。
しかし、そうした形で入社すると紹介してくれた男性に弱みを握られるということにもなります。入社しても辞めにくかったり、ずっとその秘密を抱えたまま働いたりするのは大変です。
就職を機に水商売とは縁を切りたいと考えている方にはおすすめできません。
キャバクラの仕事経験はどんな時にバレる?
就業履歴からばれてしまうのではないかというのが、キャバクラで働く女性にとって気になるポイントです。
基本的には、自分から伝えない限り就業履歴はばれないと言っても良いでしょう。
就活戦線ではさまざまな噂が飛び交っていますが、人事が個人情報を細かく調べていたりSNSをチェックしたりというのは話半分で聞いておくのがおすすめです。
大企業になると新卒採用者の職歴まで確認しているという噂すらありますが、コンプライアンスを求められる大企業に個人情報の詮索は難しいですし、そのような行為が世間に伝われば企業のイメージダウンにつながりますよね。
そもそも膨大なエントリー数になりますから、一人ひとり細かく見ていくほどの余裕はないでしょう。実際に過去の経歴を調べるためにはプロに依頼するしか方法はありません。
そこまでして企業が個々人の過去をチェックするということはないと言えるでしょう。
またどちらの人材をとるか最終段階で迷った場合に、選考に残るような優秀な人材をキャバクラでの勤務経験があるという理由だけでは落としません。
むしろキャバクラでのアルバイト経験が就職先のイメージ問題につながらないのであれば、強みになるかもしれません。
何となくお金がもらえるからという理由ではダメですが、明確な目的意識を持って学生時代から接客のプロとして働いていたことをきちんと伝えれば、高評価を得られる可能性だってあるでしょう。
とはいうもののやはりキャバ嬢での勤務経験は知られたくない方に、ばれてしまうケースをご説明します。
SNSにアップした写真
一番ばれやすいのがSNSにアップした写真です。
イベントの際にお客さんと撮影した写真をLINEで使用したり、Instagramやfacebookにアップするのは避けましょう。
こうした画像はいつどこでどのように利用されるかわかりません。
またお店によってはイベントの写真や女の子の写真をポスターにするところもあります。
ずっと水商売をやっていくというのであれば問題ありませんが、そのつもりがないのであれば断っておくのが得策です。
お客さんが就活先の人
これは大変珍しいケースですが、可能性は0とは言い切れません。
キャバクラにお客さんとして来ていた人が就活先や就職先の上司だったというパターンです。なかなか起きないケースかもしれませんが、こればかりは運によるところが大きいです。
就活先のオフィスに近い繁華街を避けるなどが対応策として挙げられるでしょう。
しかし、このようなケースは問題になりにくいです。男性側としてもキャバクラに通っていたという引け目がありますので、自分からわざわざバラす可能性は低いでしょう。
また世の中は意外と狭いものですから、キャバクラで一緒に働いていた子と面接会場が一緒だったり就職先が同じだったりすることもあるかもしれません。
お互いばれても良いことはありませんから落ち着いて対応すれば問題ないでしょう。
飲み物を注ぐ時の仕草
キャバクラ勤務で培った仕草や習慣によって経歴がばれた人もいます。
グループワークの際の相槌の打ち方や、飲み物を差し出す手つきで分かるということもあるのです。それを見抜く方も見抜く方ですが注意するに越したことはないでしょう。
一般的に社会に出る前の学生はそうしたマナーはまだまだ理解していないことが多いです。そのため学生時代から高いレベルの接客経験を積んできたキャバ嬢は目立ってしまうのかもしれませんね。
売れすぎて有名
指名が増えると給料も上がりますしモチベーションにもつながりますが、有名になり過ぎるのにも注意が必要です。
指名をもらうには顔と名前をどんどん売っていかないといけません。それは自分を知っている方が増えていくということでもあります。
人気ナンバーワンにでもなってしまえば、店内だけでなくメディアでも取り上げられるケースもあるのです。
たとえネット上で情報が公開されなかったとしても「あのお店には〇〇ちゃんがいる」という風に知れ渡る可能性も高いです。
アルバイトで留めておくのであれば、ほどほどに働くのが良いでしょう。
キャバクラの仕事経験がバレないためには?
ばれるケースが理解できたところで、どうしたらばれないか具体的な対策についてもお伝えしていきましょう。
お店では素顔が分からないくらいメイクする
まず店内にいるときは、メイクをしっかりしてください。
同伴をする際もお店についてからではなくはじめからメイクをしておきましょう。お客さんの前で常にばっちりメイクの姿しか見せなければ、ノーメイクやナチュラルメイクの時に会っても気づかれにくいでしょう。
また、就活時は派手なメイクをすることはありませんので、出勤のときはなるべく普段と差をつけるように意識してみてくださいね。
本名は明かさない
キャバクラに限らず水商売のお店では、源氏名と呼ばれるお店用の名前をつけて働きます。
これは自分の本名とまったく異なる名前をつけるのがおすすめです。
ばれそうになった場合に一文字でもかぶっていると決定的な証拠になりかねません。
またこうしたお店にはストーカーになるようなお客さんがいるのも事実です。
本名を伏せることは自分の身を守ることにもつながりますので、決して教えないようにしましょう。
SNSは仕事用アカウントを使う
SNSに掲載した写真によってばれるリスクが上がるとお伝えしました。
しかしアルバイト先で撮った写真をアップしなければならない場面や、連絡先を交換しなければならないケースはどうしても出てくるでしょう。
そうした場合はアルバイト用のアカウントを作って、普段使用しているものとは別に利用するのがおすすめです。
アルバイト先の写真はばっちりメイクをして本人だとわからないようにしてください。
またそれらのアカウントを相互にフォローするとリアルのアカウントにたどり着く可能性が上がりますので、それも控えた方が良いでしょう。
就活時にはお店とは違う雰囲気にする
就活の際は、お店のときとイメージを変えると安心です。
就活するときは、リクルートスーツにナチュラルメイクになりますので自然と雰囲気が変わりますが、髪色をさらに落ち着いた色にするのも良いでしょう。
キャバクラで積んだ仕事経験を就活に活かす
キャバクラでは通常のバイトよりもさらに厳しいマナーを身につけられることもあり、就職後には社会人として同期と圧倒的な差を見せることができるでしょう。
そうすれば、周りからの評価もぐんと上がる可能性もありますので、是非キャバクラで培った経験を活かして、社会人ライフを楽しんでくださいね。