キャバクラといえば、水商売の中でも有名な仕事の1つですよね。なので、水商売初心者としても、「キャバクラ」という仕事についてはよく知っておきたいところです。
この記事では、「そもそもキャバクラとは」から「キャバクラの仕事内容」、そして「どんな人がキャバクラに向いてるの?」ということまで、まとめてご紹介します。
キャバクラってどういう意味?具体的な仕事内容は?
まず初めに、キャバクラの基礎情報について見ていきましょう。
キャバクラの意味
キャバクラの意味を調べてみると、
『キャバクラとは、キャバ嬢と呼ばれる女性が客席に付き接待を行う飲食店。料金は時間制で、常時接待を行う風俗営業(接待飲食店)である。(出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』)』
とあります。
つまり、キャバクラとは「キャバ嬢(女性スタッフ)の接待を受けながら飲食する場」ということになります。
キャバクラの店内での仕事内容
次に、具体的な店内での仕事内容を見ていきましょう。
接客
まず基本として、キャバ嬢はお客様の隣に座って接待をしますが、通常のキャバクラでは接待として性的な行為などは禁止されています。
また、お客様のチャージ料金は時間制でのセット料金の他に指名代、そしてキャバ嬢として接待する際、自分の分のドリンクはお客様に別途でご注文いただくのが基本なので、この点も接待のスキルが問われますね。
SNS、メール等を使用した営業
接客したお客様とは連絡先を交換し、そのお客様が退店された後もコンタクトを取り続けることによって、次の来店を促します。この営業は、指名の獲得にも繋がる大事なものですが、店によっては負担になる場合店のスタッフが代理で行うことがあります。
プレゼントのやりとり
キャバ嬢からお客様にプレゼントを送る事もあります。
これは、主にお客様の「自分ばかりがお金を払っている」という感覚を薄くする事と、より「特別感」を感じてもらい、更なる来店を促す事を目的としています。
また、このプレゼントはキャバ嬢の誕生日やバレンタイン等のイベント時にも顧客に送られることがあり、殆どの場合はキャバ嬢のポケットマネーから支払われます。経済的には負担になりますが、このプレゼントは自身の顧客の継続した来店に繋がるので、重要な投資と考えることが出来ます。
勿論、お客様からプレゼントを受け取る事もできます。もしそれがアクセサリー等であった場合、接待で実際にプレゼントを身に着ける事によって、そのお客様により「特別感」を感じさせる事が出来ます。
つまり、キャバ嬢にとっては、プレゼントは全て顧客を離さない為のテクニックとして利用されるんです。
キャバクラの店外での仕事内容
キャバ嬢としての仕事には店外のものもあるので、チェックしておきましょう。
アフター
アフターとは、仕事として店外でお客様にサービスを行う事を指します。
具体的には、店外でお客様と待ち合わせて、一緒に店に出勤するという「同伴出勤」や、店の閉店後にお客様とお酒を飲みに行ったりカラオケに行ったりすることです。
これは顧客の次の来店を促すための営業になりますが、形としてはサービス残業となることが殆どです。ですが、アフターの殆どは支払が顧客持ちであることが多いので、これも仕事における投資として十分効果があるでしょう。
これらの他にも、キャバ嬢には様々な仕事が存在しています。
お客さんはキャバクラに何を求めている?
それでは次に、お客様がキャバクラに何を求めているのかをチェックしましょう。
楽しい時間
まず何より、「楽しい時間」は最も重要なポイントです。
どんなに良いサービスが受けられても、その時間が楽しいものでなければ、「また来たい」という気持ちは生まれませんよね。
来店してキャバ嬢との楽しい時間を過ごす、というサービスを提供しよう、という意識が重要です。
容姿端麗な女性との会話
キャバクラには、やはり容姿端麗な女性との会話を求めてくる男性がとても多いです。
指名制があるということもあり、やはりキャバクラでは容姿の良さも売上に少なくとも影響する業界です。
そして、容姿の整った女性と会話するという特別感もキャバクラの売りの一つと言えます。
寂しさの解消
キャバクラには様々な目的を持った来客がありますが、中には、キャバ嬢が「話し相手」や「自分を認めてくれる相手」という様な役割を求めているお客様は少なくありません。
つまり、日常での寂しさを埋める為にキャバクラを訪ねるのです。
恋愛的なドキドキ感
キャバ嬢は、顧客を離さない為に、様々な手段を用いるのが常です。
そして、その中には「あなただけ」という特別感を演出したり、親しげな態度を取る等の「恋愛的な演出」が多く、そのドキドキ感もキャバクラの魅力の1つになります。
日常では簡単に味わえない駆け引きやドキドキ感を、キャバクラでは体験することが出来るのです。
キャバクラでどれくらい稼げるの?
これまでキャバ嬢の仕事や、キャバクラの需要について見てきました。
では、実際にキャバクラではどのくらい稼ぐことが出来るのでしょうか?
気になりますよね。
キャバクラの時給は?
基本的に、キャバクラの時給は、地域や店によって異なります。
東京でも、安い場所であれば時給約3,000円程のところもありますし、高くて10,000円程もしくはそれ以上の店があったり、と様々です。
働きたいお店を数件チェックして比べてみると良いでしょう。
キャバクラはどうやったら稼げるの?
キャバクラで稼ぎたいのであれば、やはりキャリアを積んでいく事を前提に計画する事が重要です。
なぜなら、もし良いルックスを持っていたとしても、自身の顧客を持ち続けるには様々なテクニックや能力が必要になるからです。
しかし、キャバ嬢は20代前半の女性が活躍する職業とも言われており、その経験を踏まえてホステスやパブ等で働く人も多くいます。
なので、最初はルックスを売りにするのも良いですが、基本的には「自分の能力で稼ぐ」というマインドで、スキル重視のキャリアを選択するようにしましょう。
そうすれば、キャバ嬢としてのスキルを活かして、その後も継続して収入を得ることができます。
キャバクラの収入の最高額と平均値は?
キャバクラの時給は様々、というお話をしましたが、
キャバ嬢としての収入の平均額と最高額も、基本的にピンからキリまでです。
手取りだと平均月収は20~50万円で、平均年収だと300~600万円程になる計算になります。
そして、日本一稼ぐキャバ嬢として有名なエンリケさんは、現役時代の最高月収は1億2,000万円とも言われています。
収入額としてはかなり幅の大きい業界ですが、良く言えば、「実力で勝負できる世界」という事でしょう。
キャバクラで上手に働くためのポイントは?
容姿、身だしなみを磨く
キャバ嬢として、やはり容姿の良さはかなり優位に働きます。
そして、売れているキャバ嬢は、容姿の良さだけでなく、髪型や服装、アクセサリーなど細かい所まで入念に気を配っています。
細かい所まで配慮できる事は、キャバ嬢にとって重要なスキルの一つです。
そして、それは見た目にも現れます。
高いコミュニケーション能力を持つ
やはりキャバ嬢の仕事のメインとして、接待はとても重要です。
初めてのお客さんでもすぐに打ち解けられる様な空気を作り、良い印象を与えることが安定的にできれば、顧客獲得を安定的に狙うことが出来ます。
そして、自身の顧客の継続的な来店を目指す為にも、高いコミュニケーション能力は非常に重要なスキルになります。
欠かせないスキルの一つとして、コミュニケーション能力は磨き続けましょう。
強いメンタルを持つ
キャバ嬢として接客するお客様、そして従業員全員が良い人ということはありません。
接客しているお客様に嫌な態度を取られる事も、勿論沢山あります。
それに、この業界は実力社会でもあり、人脈も需要な業界にもなるので、複雑な人間関係が勿論存在します。
つまり、精神的にタフでなければやっていけない厳しい業界とも言えます。
見た目だけでなく、自分のメンタル面のケアも忘れず、強い精神を持つ事を心がけましょう。
お客さんによく甘える
キャバ嬢として強くある、ということも重要ですが、お客様の前では「甘え」を上手に使う事も重要なテクニックの1つです。
なぜなら、男性の多くは女性に頼られたいと考えており、「甘えられた」という感覚がお客様のその欲求を満たす行動になる為です。
ですが、ただ単に甘えるばかりでは特別感が減ってしまうので、ふとした瞬間に甘える、といったテクニックを身に着けていると、顧客の心をより掴んで離さないようなキャバ嬢になることができるでしょう。