キャバ嬢の仕事はなんとなくわかっていても、ヘルプの仕事内容について聞く機会も少なくどうすればいいかわからない人も多いのではないでしょうか?
どんなキャバ嬢も指名が取れるようになるまでは、このヘルプのお仕事からはじまるので、まずはしっかりヘルプをできるようになって一人前を目指しましょう。
キャバクラのヘルプは何をする?
接客の内容としては、通常の接客と大きくは変わりません。
お客さんとの会話やドリンク作り、アイスの補充や灰皿の交換など、テーブルを整理しつつお客さんが快適に過ごせるように努めます。
ではヘルプとして仕事をするシチュエーションはいつかというと、とある指名のキャバ嬢に追加指名が入って、最初に指名されてついていた席を離れなければならなくなった時です。
ヘルプは指名のキャバ嬢に代わってお客さんをもてなし、指名のキャバ嬢が離れている間もつまらなく感じないようにその場を盛り上げます。
へルプの仕事でもきっちり丁寧な接客をしていれば、一緒に来ている連れのお客さんが場内指名をしてくれることもありますし、「こんな子もいるんだな」と認識してくれて次の仕事につながりやすくなります。
特に未経験で新人のキャバ嬢はこのヘルプをしっかりこなすことで、お店や先輩キャバ嬢からの信頼を得ることができるので、しっかりヘルプの仕事を身につけましょう。
キャバクラでヘルプをする4つのメリット
どんな売れっ子もみんなヘルプを経験してトップまで昇り詰めています。
ヘルプのメリットを活用してしっかり売り上げを稼げる女の子になっちゃいましょう。
接客スキルの上達につながる
ヘルプはどうしても苦手!何を話したらいいかわからない!など悩みを抱える人も多いはず。
確かにはじめましてのお客さんだと自分のペースに持っていきやすく盛り上げやすいですが、そればかり続いてしまうとお客さんに合わせた会話や、その場の空気を読むような会話のスキルがなかなか上達しません。
さまざまなお客さんが来店される場所なので、シーンに合わせて柔軟に会話できるように勉強することが今後の接客にも役立ちます。
一度苦手意識を持ってしまうと克服は難しいですが、時事ネタだったり年齢問わず通用する鉄板の会話を用意しておくといざというときに困らないのでおすすめです。
お連れ様から指名をもらえる
指名キャバ嬢のいるお客さんに指名をもらうことはできませんが、一緒に付いてきたフリーのお客さんに指名を入れてもらうことはできます。
このお連れ様のことを枝客と呼びますが、こうして指名のいる一人のお客さんが来店の度に枝客を連れてくることによって、ヘルプでついた女の子は場内指名をしてもらえるようになったり、次回来店時に本指名を得やすくなります。
グループ内に既に指名のシステムを知っているお客さんが一人居ることで、お連れの方も指名システムに抵抗を感じづらいですし、団体での来店のしやすさにもつながり、お店側もいつものメンバーというイメージでテーブルに付けやすくなります。
お客様を引き継げる
例えばもともと指名していた女の子がそのお店を卒業したりすると、「テーブルによく一緒についていた〇〇ちゃんがいたな」ということで次の指名をもらえたり。
まったく知らない子に次の指名の候補がうつるより、前からよく知っていて卒業したキャバ嬢とも関係の良かった子に指名替えということも多いです。
なので、ヘルプだからといって手を抜くよりも、次の顧客にするためにもしっかりここは頑張りたいですね!
自分の席にもヘルプについてもらえる
逆に自分が指名をもらえるようになると、今度は自分が他の子にヘルプをお願いする日も来るでしょう。
自分の大事なお客さんが来ているとき、ヘルプにつけるなら信頼できる人にお願いしたいですよね。
それまでちゃんとヘルプを頑張ってこなしていれば、「〇〇ちゃんは私の時にヘルプをがんばってくれたから」ということで、ヘルプ接客をしっかり対応してもらえます。
ヘルプがしっかりしていると、お客さんもお店や女の子から大事にされていると感じ、指名した女の子のことをより一層大事にしてくれるはずです。
キャバクラにおけるヘルプのルール
ヘルプは通常の接客が基本ですが、NGなことも何点かあります。
知らなかった!ということでトラブルにならないようここで覚えておきましょう。
連絡先は絶対に交換しない
忘れてはいけないのはお客さんの来店動機は指名の女の子です。
なので、本指名の女の子が不在だからといって指名のあるお客さんに名刺を渡したり、連絡先をおしえるのは絶対にNG。
もし聞かれたとしても教えられない旨をうまく伝えて回避しましょう。
教えてしまっては本指名のあるお客さんに営業をかけたということでトラブルになってしまいます。
「お店の決まりがあって」や「〇〇ちゃんに怒られますよー!」などパターンを用意しておくと安心です。
指名キャバ嬢の情報を教えない
ヘルプ中は指名キャバ嬢の情報を教えてはいけません。
もしヘルプについたテーブルが仲のいいキャバ嬢のテーブルでもプライベートのことや住所、彼氏の有無やお店での売り上げ成績等は伝えないように気をつけましょう。
ヘルプには指名キャバ嬢とお客さんの間柄からどんな設定でお付き合いをしているかわかりません。
何気ない一言から矛盾が生じて、お客さんと指名キャバ嬢との間に亀裂がはいることもあるので、指名のキャバ嬢について安易に知っていることを話さないよう気をつけましょう。
接近しすぎない、ベタベタしない
いろんな接客スタイルがありますが、スキンシップを多く図るような接近接客は指名がいるお客さんの場合やめておきましょう。
他の卓を回っている間にベタベタとスキンシップをしていると、営業をかけていると勘違いされてしまいますし、ヘルプとしてつけたのに女の子とトラブルになってしまってはお店からの信頼も失ってしまいます。
ヘルプとして適切な接客を心掛けてこの子に任せると安心と思ってもらえるのがベストです。
ドリンクをねだらない
通常ドリンクをおねだりするの問題ありませんが、本指名のあるお客さんにヘルプでついている場合はお客さんのドリンクを作ることに徹しましょう。
指名を目的にして来ている場合、指名以外にお金を払う気がない人も多く、ヘルプがおねだりすることで気分を悪くする方もいます。
もし進められた場合でも一度はしっかりお断りをし、どうしてもという場合はオーダーすることにしましょう。
テーブルは清潔に
テーブルの整理は接客する上で基本中の基本ですが、ヘルプの時はより気を遣うようにしましょう。
ヘルプの接客がしっかり行き届いていればお店の方針や教育を支持してくれますし、それが本指名の女の子への態度にもつながります。
「さっきついたヘルプの子全然気が利かなかった!」といわれないよういつもより丁寧に見てみるようにしましょう。
お手洗いはヘルプが終わってから
お手洗いはヘルプの前か後に済ませましょう。
ヘルプはお客さんが一人にならないよう、つなぎ役として接客をするので、席を離れてしまっては意味がありません。
どうしてもお手洗いに行きたい場合は、ささっとボーイさんに伝えてその場をしのぎましょう。
キャバクラでヘルプをすると自分の売り上げにも繋がる!?
ヘルプというと稼げない時間と思われがちですが、そんなことはありません。
このちいさなチャンスを大事にできるキャバ嬢こそが売れっ子になるということなのです。
なので、苦手意識を克服して少しでも機会を活かせるようヘルプの接客をマスターして、本指名を増やしていきましょう。