夜の世界のお仕事には、正式に働きだす前に「体験入店(体入)」といわれる、おためしで働いてみてお店や働く女の子の雰囲気を見てみてから働くお店を決めるやり方があります。特に最近では、インターネット上で気軽に体入が可能なお店の情報を入手できるようになったことから、体入をしてからお店を決めたり、社会勉強として一度キャバクラで体入してみたりといった動きも増えてきているようです。
今回は、そんな体入の仕組みや実際にお給料がどれくらいもらえるの?体入で断ってもいいの?という点を解説していきたいと思います。
目次
キャバクラ・ガルバ・ラウンジの体験入店、体入とはなに??
キャバクラやガールズバー、会員制ラウンジなど、夜の仕事を始めようか悩んだら、まずは体験入店(体入)をしてみるのもアリです。
「体入」について基本的な情報をゲットして、これからのキャリアについて考える手がかりにしていきましょう。
体験入店(体入)とは?
まず、体験入店(以下体入とします)とはどういったものなのでしょうか?
体入とは、そのままの意味なのですが、「そのお店に体験入店として1日働く」ことを言います。
体入はお給料はもらえるの?
体入をすると、その1日分の日払い給与がもらえることが多いです。お店によって少し違うことがあるので、この点はお店に詳しく聞きましょう。
また、体入で得られる給与を目的に日雇いで夜の仕事をして稼ぐことを繰り返す人が時々おり、彼女達はその迷惑行為から「体入荒らし」と呼ばれています。
体験入店ってどういう流れで応募するのか?
次に、体験入店をするためには、その店舗の体験入店の応募をしなければいけません。
どういった形の応募方法があるのでしょうか?
電話する
店舗に直接電話することになるので、すごく緊張することと思いますが、電話応募が最もスムーズにアポイントがとれる手段になります。
実際、電話だと面接や体験入店の日時をスムーズに決めることができるので、とても便利なんです。
そして更に、電話対応でもその店舗の雰囲気を知ることができるのもポイントです。電話する時は、「このお店で私は楽しく働けるかな?」と考えながら耳を澄ましましょう。
LINE、WEB、メールで応募する
電話よりも気軽な手段として、LINEやWEB、メールで応募する方法もあります。
これらの応募ページは、お店の紹介ページに表示してあることが殆どなので、そこから情報を入力して送信するだけ。
とても簡単です。
ちなみに、メールでの応募だと、店舗側に直接届くので、LINEやWEB応募で埋もれて読んでもらえない、といった状況をより避けることができます。
文面でも自分の意思を相手に伝えることができますし、そのお店の対応も見られるのでチェックポイントです。
いよいよ当日!体験入店の当日の流れは?
続いて、体入の当日の流れを見ていきましょう。
まずは面接突破が必須!
体験入店とはいえ働くためには、お店の面接を突破する必要があります。書類審査で合格していれば、容姿などで落とされる可能性は低いので、ハキハキと明るく受け答えするようにしましょう。
仕事内容の説明をきっちりと理解
キャバクラなどの夜のお仕事では、お酒をつくったりタバコの火をつけたりといった、独特の接客があります。こうした点でもわからないことがないように、面接後にしっかり説明を受けて理解するようにしましょう。
ドレスに着替えてヘアメイクもバッチリに!
キャバクラなどの体験入店の場合、ドレスなどはお店がレンタルしてくれる場合が多いです。ヘアメイクさんと相談してどういう髪型にするかなどきめ、お化粧も併せてするようにしましょう。中には面接したそのままで体入として働くお店もあるので、ある程度は、お化粧や髪型も整えていくとよいでしょう。
お仕事後はその日のお給料をもらいましょう!
体入のお給料はその日のうちに日払いされることがほとんど。送迎もしてくれることがおおいため、しっかりと確認しておくとよいでしょう。
体験入店で必要な持ち物と選ぶポイントは?
では、実際に体験入店をすることになったら、何を持っていけばいいのでしょうか?
まずは、必要な物を見ていきましょう。
身分証明書
身分証明書は、必ず”顔写真付き”のものを持参しましょう。これは面接時も同じです。
これはすごく重要な物なので、「身分証はいらない」と言われた場合は、その店舗は信用することができないと見なして大丈夫です。体験(面接)を速やかに断りましょう。
ドレスや靴、アクセサリー等
「ドレスや靴って、お店にあるのを借りれないの?」と思いますよね。
確かに、スタッフ貸し出し用のドレスや靴を用意しているお店が殆どです。
ですが、やはり衛生面が気になる所。
不特定多数の人が着脱している物はちょっと・・・という人は、自前のアイテムを用意すると良いでしょう。
ですが、お店によっては、スタッフ衣装の全体の色味を考えて店内を構成している場合もあります。
持参の意思は予め伝えておきましょう。
ストッキングとヌーブラ
体験入店では、ストッキングとヌーブラは貸し出してもらえません。
接客では基本素足はNGですし、どんなに素敵なドレスでも下着が見えていたら台無しです。
安物でも良いので、持参するのを忘れない様にしましょう。
ストッキングは自分の肌に合った色(黒色でない)を選ぶようにしましょう。
ミニバッグ(ポーチ)
仕事中は、ミニバッグ(ポーチ)を肌身離さず持ち歩くことになります。
お店が貸し出している物もありますが、数が十分ではない事が多いので、自分で用意していた方が安心です。
ペン
お店によっては、お客さんのオーダーをテーブルにおいてある紙に女性スタッフが書き込み、それをボーイに渡す、というスタイルを取っているところがあります。
お店のペンを借りても良いですが、自分のこだわりのペンや、個性的な物を持っているとお客さんとの会話のネタにもなるので良いでしょう。
ライター
ライターもお店で買う事が出来ますが、スムーズに火がつくかどうかが心配ですよね。
お客さんの目に入るものでもあるので、使いやすく、見た目の良いものを持っていれば持参する様にしましょう。
名刺入れ
体験入店では、裏にお店の名前が記載された、表が白紙の名刺が10枚程支給されます。
これは「空名刺」といって、接客の際お客さんに自分の名前や連絡先を書いて渡す為のものです。
そして、名刺をお渡しする際に、バッグから取り出すのと、名刺入れから取り出すのとでは、お客さんに与える印象は違いますよね?
お客さんに良い印象を持ってもらうためにも、予め名刺入れを用意するのはお勧めです。
メイク道具
体験入店では、お店のメイク道具を借りる事はできません。
荷物がかさばってしまうので、メイクは入店前に済ませ、簡単にメイク直しができるくらいの道具を持って行く様にしましょう。
ハンカチ2枚
接客において、ハンカチは2枚は必要です。
お客さんのグラスを拭いたり、座った際に自分の下着が見えない様に隠す為に使います。
お客さんの目に入ることになるので、綺麗なものを用意するようにしましょう。
<アイテム選びのポイント>
アイテム選びのときは、以下の3つのポイントに気を付けましょう。
①お客さんの目にふれても、悪い印象を与えない物を選ぶこと(清潔感があるか、等)
②お店の雰囲気に合わないものを選ばないこと
③できるだけ馴染みがあり、使い勝手の良い物を選ぶこと
体験入店といっても、お客さんを嫌な気分にさせることは絶対に避けたいところですよね。
初めての経験なので、何か失敗することは前提として、やはりアイテムだけは万全の準備をしておきたいところ。
特に⓷ですが、緊張している時に馴染みがある物が目に入ると少し落ち着くことができますし、「ライターがなかなか点かなくて焦って失敗する」なんてことも避けることができます。
お店やお客さんだけでなく、自分自身の為にも、アイテム選びはしっかりと行ってから体験入店に挑むことをお勧めします。
体入先を探すときに便利なサイト
それでは、実際にキャバクラの体入先を探すのにオススメのサイトをご紹介します。
体入ドットコム
こちらは”体験入店専門キャバクラ専門サイト”であり、沢山のキャバクラ店が登録されています。
おすすめポイントは、「応募のしやすさ」です。求人サイトでお店の情報を開くと、そもお店への体験入店応募ページがほぼ全て(電話やweb、LINEからメール等)掲載されている事です。
とても便利なサイトですが、九州や中国地方はカバーしていません。
体入ショコラ
このサイトは、全国エリアのキャバクラ・ガールズバー店を掲載しており、ナイトワークの掲載数や高い認知度を持っています。
おすすめポイントは、「体験入店希望日」からお店を探すことが出来ることと、このサイトを見て体験入店すると日給が上がる、などの嬉しいサービスがある所です。