一般的にキャバ嬢は高収入のイメージがありますよね。
では、実際のキャバ嬢の収入の相場を知っていますか?
キャバクラは自身の努力次第で高収入も夢ではない職業です。
この記事では、キャバクラの時給の相場やお給料について詳しく説明しています。
まだキャバクラで働いたことのない方や、お給料の相場が知りたい方はぜひ参考にしてくださいね。
キャバ嬢の時給相場はいくら?
キャバクラの時給相場は2,000円〜5,000円と幅広い設定になっています。
どうして一律の金額ではないのか疑問に思った方もいるかもしれません。
その理由を説明していきます。
初心者より経験者
キャバ嬢は『お客様をお店に呼ぶ』ことが仕事です。
つまり、未経験で指名のお客様がいない初心者より、キャバクラでの勤務歴があり指名のお客様が多い経験者が優遇される傾向にあります。
指名のお客様が多い経験者の方が安定した売り上げを立てることができ、お店への貢献度も初心者に比べて高いからです。
保証期間後に大幅ダウン
キャバクラでは、入店後1ヶ月〜2ヶ月間『保証期間』といわれる期間が設けられています。
保証期間とは、たとえ1人も指名のお客様を呼ぶことができなくても、入店時の時給が保証される期間のことです。
未経験の場合、お店側はその女の子にどれだけのポテンシャルがあるかわからないため、主に容姿や雰囲気、出勤日数によって時給を設定することがあります。
しかし、本来キャバクラのお給料は『指名スライド制』か『売り上げスライド制』に基づいて決められているため、お店が定めたボーダーラインより実績が低ければそれに伴ってお給料も下がってしまうことがあるのです。
未経験の女の子の場合、保証期間後は『指名スライド制』が適用される場合が多いです。
指名スライド制とは、指名本数によって時給が決まるシステムのこと。
お店によって基準は違いますが、時給3,000円を貰いたいのであれば月に20〜30本、指名本数が必要になります。
ナンバークラスのキャバ嬢に適用されていることが多い『売り上げスライド制』は、毎月指名のお客様が支払った金額によってお給料が変動するシステムのことです。
月の指名売り上げの半分くらいがお給料としていただける場合が多く、100万円以上のお給料をもらうことだって夢ではありません。
しかし、売り上げスライド制が適用されるためには、最低でも20〜30万円の指名売り上げが必要になります。
どちらも女の子のがんばり次第でお給料が変動するので、サボってしまうと入店時の時給がキープできなくなる可能性があることを忘れないようにしてくださいね。
出勤日が少なくても大幅ダウン
単純に、出勤日数が少ないせいで時給が下がってしまう場合もあります。
週に5〜6日、レギュラーで出勤している女の子と、週に1〜2日だけ出勤している女の子。
お店側はどちらの女の子を優遇すると思いますか?
答えはもちろん、レギュラー出勤の女の子です。
なぜなら、出勤日数の多い女の子の方がフリーのお客様につく機会が多く、それに伴って指名数や売り上げも増える傾向にあるからです。
しかし、レギュラー出勤で働いていても指名数が伸びなければ出勤日数を減らされる場合があります。
希望の出勤日数も出ることができない上に、時給まで下がってしまっては高収入を得ることはできませんよね。
出勤日数は多い方がベターではありますが、指名のお客様を呼ぶ努力は怠らないようにしましょう。
キャバ嬢のお給料から引かれるものは?
キャバクラに限らず、アルバイトなどの時給制で働いている方は、毎月ある程度の収入を計算することがありますよね。
実は、キャバクラに関しては、収入の計算をする時に気をつけなければならないことがあります。
それが、今からご紹介する『毎月お給料から引かれる5つの項目』です。
『時給×勤務時間』のトータル金額がもらえるわけではないので注意が必要ですよ。
どこのお店でも引かれる「源泉徴収」
『源泉徴収』という言葉を聞いたことがありますか?
源泉徴収とは、あらかじめ給与から所得税などの税金を差し引いた状態でお給料を支給する制度のことです。
どこのキャバクラであっても毎月必ず引かれるものになります。
利用した分だけ「ヘアメイク代」
キャバクラで勤務するには欠かせないヘアメイク。
ストレートでボサボサの髪ではお客様に失礼ですし、見栄えもよくないですよね。
お店によっては出勤時のヘアメイクが義務付けられている場合もあるので、入店時には必ず確認するようにしましょう。
ヘアメイクは、自分で好きなセットサロンを選んでもいいですが、お店に専属のセット師さんがいる場合もあります。
その場合は、利用した分だけお給料からヘアメイク代が天引きされるので、毎月の利用回数を把握しておくのがオススメ。
給与明細を貰った時にズレがないかを確認することができますよ。
タクシーよりは安い「送り代」
キャバクラは営業終了時間が深夜であるため、帰りの交通機関がない場合がほとんど。
そのため、ほとんどのキャバクラでは『送り』という制度が存在しています。
送りは専属のドライバーさんが、指定した場所まで送り届けてくれる制度です。
入店時に送りの利用有無の確認をされるので、利用する場合は送り先と一緒に申告しておきましょう。
申告しておくことで、毎月利用回数分の料金がお給料から天引きされます。
送り代は距離によって価格の変動がありますが、500〜1,000円が相場です。
また、『〇〇市内は500円、それ以外は1,000円』というような定め方をしているお店もあります。
タクシーに夜間の割増料金があることを考えると、送りを使った方が毎月の交通費を安く済ませることができますよ。
トイレやロッカーなどの「厚生費」
キャバクラの勤務時間中、トイレやロッカーを使用しますよね。
その利用代として厚生費がお給料から引かれています。
・毎月のお給料から10%
・出勤するたびに500円
お店によって差はありますが、このような設定のところが多いです。
入店時に必ず『毎月厚生費としていくら引かれるのか』を確認しておきましょう。
衣装レンタルした場合の「衣装代」
未経験の場合、ドレスや靴を持っていないことが多いですよね。
そのような女の子のために、衣装のレンタルをしてくれるお店もあります。
レンタルの相場は500〜1,000円ほどで、ドレスと靴のレンタル料が別料金になっているお店もあります。
お店によっては無償で貸し出してくれるところもあるので、『お給料がもらえるまで衣装はレンタルしたい』と考えている方は入店時に確認してくださいね。
引かれ過ぎには要注意!2つのポイント
思っていた以上に天引き項目が多くてびっくりされた方もいるのではないでしょうか。
ご紹介した5つの項目は、キャバクラで勤務するためには必要不可欠の項目です。
中でも『源泉徴収』と『厚生費・雑費』に関しては、出勤すれば必ず発生してしまいます。
しかし、お店によっては通常より多く『源泉徴収』と『厚生費・雑費』を引いていることがあり、注意が必要です。
せっかく高時給で働いているのに、余分なお金を多く支払いたくありませんよね。
そうならないためにもここからは、給与明細を貰ったら必ず確認するべき2つのポイントについて説明していきます。
源泉徴収額を確認すること
まずチェックするべき項目は、『源泉徴収額』です。
そもそも源泉徴収額の計算の仕方がわからないという方もいると思いますが、『(報酬額-5,000円×勤務日数)×10.21%』で算出することができます。
ここで引かれている5,000円は、へアメイク代などの必要経費として1日あたりにかかるであろうお金を予想して、あらかじめ税務署が決めた金額です。
また、10.21%は10%の所得税と0.21%の復興特別所得税が合わさったものになります。
ある程度の誤差は出るかもしれませんが、大幅に差し引き額が違う場合は注意が必要です。
雑費、ヘアメイク代を確認すること
・ヘアメイクや送りの金額が利用回数と合わない
・雑費として想定以上にお金が引かれている
このような場合はすぐにお店に確認する必要があります。
特にヘアメイクや送り代に関しては、お店側の数え間違いが発生している場合もあるので注意が必要です。
シフト管理をする際に手帳を使っている方は、ヘアメイクや送りを利用したらあわせて記入しておくことをオススメします。
キャバクラで稼ぐには給料明細を確認することが鍵!
高収入を得ることができるキャバクラですが、お給料のシステムがややこしい上に天引き項目が多いため、場合によっては『実際に貰えるお給料より少ない額が支給されていた!』なんてことになってしまうかもしれません。
そうならないためにも、給与明細を貰ったら必ず内容を確認する癖をつけましょう!
そして、少しでも疑問に感じたことがあればすぐにスタッフに確認することが必要です。
誠心誠意答えてくれれば信頼もできますし、安心して働くことができますよね。
『キャバ嬢になって稼ぎたい!』
そう思っている方はぜひこの記事の内容を参考にしながら、高収入を目指してみてくださいね。