酒やけの予防法や治す方法を知っていますか?
キャバ嬢はお酒を飲むことも仕事のひとつ。
さらに、大きな声で会話をしたりカラオケをしたりしなければならないので、実は喉に大きな負担がかかっています。
しっかりケアをしておかないと、酒やけになってしまい声がガラガラ…なんて事態に陥ってしまう可能性も。
そのような事態になってしまう前に、酒やけの対処法をバッチリ知っておきましょう!
酒やけとは?原因はお酒とタバコ
酒やけの原因は、お酒とタバコであるといわれています。
キャバ嬢はお酒を飲む機会が多い上に、タバコを吸っている女の子も多いですよね。
実は、そのお酒やタバコが喉にとって刺激物であることを知っていますか?
過剰にアルコールやタバコを摂取しすぎてしまうと、刺激によって声帯の粘膜が炎症を起こし、ガラガラ声…いわゆる酒やけになってしまうことがあるのです。
※タケダ健康サイト「声のかすれ」(2021.2.16)
https://takeda-kenko.jp/navi/navi.php?key=koenokasure
特にタバコは自分が吸っていなくても、周りの女の子やお客様が吸っていることが多く、無意識のうちに煙を吸い込んでいるので注意が必要です。
酒やけを治す3つの方法(ガラガラ声の時)
実際に酒やけでガラガラ声になってしまった時の対処法をご紹介します。
喉を温める
喉がイガイガしてきたら、まずは喉を温めるために温かい飲み物を飲みましょう。
緑茶や紅茶、甘いものが好きな方はココアもオススメです。
また、うどんやお粥などの喉に負担のかからない食べ物を食べることもオススメ。
喉を温めながら潤いを与えることができるので、症状の緩和が期待できます。
ツボを押す
次に、喉の痛みや声枯れに効果的だといわれているツボをご紹介します。
それが鎖骨の中心部分にあるくぼみ、『天突』というツボです。
くぼみに指をあて、力を入れすぎないように優しく押します。
3秒間押したら、3秒間離す。
これを2セット行ってください。
効果には個人差がありますが、接客中でもさりげなく行うことできるのでオススメです。
漢方薬を飲む
『声はガラガラだけど病院に行く時間がない』
そのような方は漢方薬を飲むことをオススメします。
・駆風解毒散(くふうげどくさん)
・桔梗湯(ききょうとう)
・甘草湯(かんぞうとう)
これらは特に喉の痛みや腫れに効果的な漢方薬です。
症状が悪化しないうちに飲むことで、早い回復が期待できますよ。
※購入する際は薬剤師さんと相談をするようにしてください。
酒やけを治す3つの方法(喉に痛みがある時)
続いては、声枯れだけでなく痛みもある時の対処法をご紹介します。
濡れマスクをする
酒やけの原因のひとつである乾燥を防ぐために濡れマスクが効果的です。
呼吸をするたびに喉が潤いますよ。
就寝用など様々なタイプが販売されているので、生活に取り入れやすいものを選んでみてくださいね。
大根はちみつを飲む
はちみつと大根で作る『大根はちみつ』を知っていますか?
発祥は江戸時代といわれており、古くから民間療法として使われているシロップです。
大根を食べた時に辛みを感じることがありますよね。
その辛みは『イソチオシアネート類』という成分で、抗菌作用が含まれています。
また、はちみつには殺菌・抗菌作用があるだけでなく、はちみつの粘りによって粘膜を保護し、外部からのダメージを受けにくくする効果があるのです。
その2つがかけ合わさった『大根はちみつ』は、まさに喉の痛みや炎症に効果的なレシピだといえます。
【作り方】
①2〜3cmの生の大根を用意し、1cm角に切る。
②切った大根をビンやタッパーなどの容器に入れ、大根がひたひたになる手前くらいまではちみつを注ぐ。
③フタをして常温で2時間〜半日ほど寝かせておく。
④完成したら大根を取り出しておく。
このように、はちみつと大根さえあれば簡単に作ることができます。
しかし、あまり日持ちはしないので大量に作りすぎないように注意してください。
自分の症状をみながら、少しずつ作ることをオススメします。
シロップだけを飲んでもいいですし、お湯やお水で割ってもおいしく飲むことができますよ。
大根はちみつを使ったアレンジレシピもたくさんあるので、いろいろ試してみてくださいね。
スチーム吸入器を使う
スチーム吸入器を使うことで、うがいではケアしきれない鼻や喉の奥まで潤いを届けることができます。
同時に細菌などの異物も洗い流す効果もあるのです!
毎日使うことで風邪予防にもなりますよ。
酒やけを予防する5つの方法
酒やけになってしまうと、声を出しにくくなるので接客がしづらくなりモチベーションも下がってしまいます。
そうならないためにも日頃から予防をしておくことが大切です。
今からご紹介する5つの項目を意識するだけで、簡単に酒やけを予防することができますよ。
アルコールが入っても大声で会話したりカラオケは控える
アルコールが入ると、ついテンションが高くなって大声を出してしまったり、カラオケで盛り上がったりすることがありますよね。
しかし、大声を出したり、カラオケで歌うことは喉への負担に繋がります。
特にアルコールが入っていると喉も乾燥しやすくなっているため、さらに負担が大きくなってしまう可能性も。
大きな声を出さないようにしつつ、カラオケはお客様に歌ってもらって盛り上げ役に徹するなど、できる限り控えるようにしてください。
度数の高いアルコールは飲まない
テキーラやコカボムなどのショットドリンク。
キャバクラでは定番の飲み物ですよね。
しかし、テキーラなどの度数の高いアルコールは喉への負担も計り知れません。
一般的にアルコール度数が高ければ高いほど、喉への刺激が強くなるといわれています。
度数の高いアルコールを飲んだ時に、喉に熱さを感じたことはありませんか?
『喉が焼ける』というような表現をすることがありますが、まさにアルコールによって喉がやけど状態になっているのです。
状況によっては難しいかもしれませんが、できる限り度数の高いアルコールは控えるようにしましょう。
アルコールと水を同量飲む
お酒を飲んでいる時、ちゃんと水も一緒に飲んでいますか?
もし飲んでいないのであれば、今後は水も飲むようにしてください。
なぜなら、お酒を飲んでいる時はアルコールの利尿作用によってトイレが近くなり、いつも以上に水分を外に排出しているからです。
場合によっては脱水症状になる可能性もあり、このことが喉の乾燥にも繋がっています。
『ついつい水を飲むことを忘れてしまう』という方は、グラス一杯のお酒を飲んだ後、同量の水を飲む癖をつけましょう。
また、初めからチェイサーとして水を用意しておくのもオススメですよ。
常にのど飴を舐める
喉の乾燥を防ぐ手っ取り早い方法が、のど飴を舐めることです。
飴を舐めることで唾液が出るので、喉の乾燥を防ぐ効果があります。
特にのど飴には、ハーブや喉の炎症を抑える有効成分が配合されているため一石二鳥ですよね。
出勤時や待機の時間、帰りの送りの車の中など、小まめにのど飴を舐める癖をつけておきましょう。
刺激のある食べ物や飲み物は控える
近頃韓国ブームで、辛い食べ物をよく食べる!という方も多いのではないでしょうか。
しかし、少しでも喉に違和感がある時はできるだけ食べないようにしてください。
辛いものや極端に熱いもの・冷たいものが喉の炎症部位に刺激を与え、症状が悪化する可能性があります。
また、ウーロン茶や炭酸飲料、オレンジジュースなどの柑橘系飲料も喉に負担を与えてしまいます。
特にビールなど炭酸の入ったお酒が好きな方は注意が必要です。
酒やけになる前に普段から喉をケアしよう
酒やけは、毎日のちょっとした心がけと喉のケアをすることで予防することができます。
お客様と会話をすることが仕事のキャバ嬢にとって、『声』は商売道具のひとつです。
しっかり喉のケアをして、かわいい声でお客様を虜にしちゃいましょう♪